かげひなた *ブログ*



思いやりを持つ優しい人になろう~幸福の連鎖~





会社や学生生活で嫌な出来事に遭うことは、少なくありません。


それどころか、帰宅して家族から八つ当たりを受けることもしばしば…。


追い打ちをかけるように不運な日もあるものです。




嫌な事はしっかり覚えていて、「自分はなんて不幸なんだろう…」と思ってしまうことも


正直ありますよね。でも、本当は心温まる出来事があったのに、


すっかり忘れてしまっていることもあります。



今回は、不幸なことばかりではなく、優しさに触れた思い出があるので


それをご紹介したいと思います。




今から4年前の寒い日の出来事です。出発時間ギリギリで身支度を済ませ、


手袋をカバンに入れながら出発しました。(最寄りのバス停まで走ったのを覚えています。)


バスが来て乗り込むと、カバンに入れておいた手袋が片方ありませんでした。


乗車してしまい、引き返す時間も無かったので、そのまま職場に向かいました。





仕事の休憩中、手袋を落としてしまったことを同僚に嘆き、


「車に轢かれてボロボロになっているだろう」と落胆。


良くても落とし物として警察に届けられているだろうと思っていました。


回収できるまで数日はかかることを考えると憂鬱です。




仕事が終わり、日が暮れるのも早くなっている時季でしたので、


バス停から家までの暗い歩道を良く見ながら歩いていました。すると、


すぐに片方の手袋が見つかりました。しかもボロボロになっているどころか綺麗で、


かつ、道のポールの上に乗せている状態でした。




翌日、手袋がすぐに発見でき、状態も良かったことを同僚に話したところ、


「日頃の行いが良かったからだよ」との言葉も聞けました。



私はラッキーだったのかもしれませんが、この辺りに住んでいる住民の


優しさに触れた瞬間でした。




「手袋なんてまた買えばいい」と声が聞こえてきそうですが、


寒い時季の手袋は需要があるので、なかなか気に入ったデザインが無かったりします。


あっても少し高めな価格で出費が増えるので、今回は非常に助かりました。




拾ってくれた人とは直接会ってはいませんが、


少しの思いやりと配慮に触れた一日になりました。



ほんの些細な出来事ですが、


私も人に対して思いやりの気持ちを持ち、細かいことに配慮できる


ように頑張ろうと思いました。





自分のことを他人は見てないようで見ています。


ちょっとした優しさを持ち、地域で幸福の連鎖が起きたら、


皆穏やかでいられるのにな、と思う今日この頃でした。





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